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ガイソー足立店

足立店スタッフブログ

ALCとサイディングの目地~コーキング工事について~

2022.06.18

皆さんのコーキングは大丈夫ですか?

皆さん、こんにちは。
ガイソー足立店の童です。

熱くなりましたね。天気も不思議な感じで雨が降るのか降らないのかよくわからない天気が続きますね。

さて、外壁材がALCやサイディングのお家にお住まいの皆様。
ALCやサイディングには目地と呼ばれるものがありますが、ご存知でしょうか?。

写真のようにひび割れてたりしてないですか?

コーキングには家にとって重要な2つの役割がある

お家のいたるところに使用されているコーキングですが、その主な役割は「水が建物内部に浸入することを防ぐ」、「揺れに対する負荷を緩和する」という2つがあります。

①{水が建物内部に浸入することを防ぐ}
外壁同士の隙間をコーキングで埋めることで、水の建物内部への浸入を防ぎます。このコーキングがしっかりと施工されていなければ、雨天時に建物に水が入ってしまい、年数を経ることで雨漏りが発生する危険性があります。また、コーキングが劣化し、防水性が低下することも雨漏りの要因の一つと言われています。

②{揺れに対する負荷を緩和する}
家は、家自体の歪みやサイディングの収縮によって微かに動いています。外壁同士の隙間に充填されているコーキングには、その動きに追随し、揺れを緩和させる役割があります。

このように、サイディングのコーキングは建物の構造上、必要不可欠なものなのです。

コーキングによく見られる劣化症状

剥離
コーキングが写真のようにところどころ接着されておらず隙間が発生しています。原因としてはプライマー不足による接着不良や外壁の動きにコーキングの接着強度が耐えられなかった事が挙げられます。
ひび割れ
コーキングが紫外線などの影響を受け劣化し、弾力性が失われ、家の揺れに追従できずにひび割れが発生します。放置すると雨天時に家に水が浸入する危険性があることに加え、ひび割れがさらに大きくなり、雨漏りの要因になります。
破断
ひび割れが更に広がり、写真のように穴が開いてしまいます。かなりの量の水が浸入する可能性があり、地震の揺れを緩衝させる昨日も低下してるため、メンテナンスの緊急性が高い状態です。

コーキングは定期的な補修が必要

コーキングが寿命を迎えることで様々な劣化症状が現れます。
屋根や外壁と比較すると、あまり注目することの少ないコーキングですが、この劣化を放置することで雨漏りになる危険性もあるため、定期的な補修が必要です。お家を建ててから、また前回のメンテナンスから10年以上経過しているという方は、そろそろコーキング補修の時期となっております。

どの様にメンテナンスをするのか?

さて、ここからがメンテナンスの方法に関してですが、
コーキングのメンテナンスには「打ち替え」と「増打ち」の2種類があります。

◯打ち替え:劣化したコーキングを剥がして新しいコーキングを打ち直す

◯増打ち:劣化したコーキングの上から新しいコーキングを打ち直す

それぞれの方法をご説明致します。

コーキングの打ち替え~サイディング~

古いコーキング材を剥がす
コーキングの下にある、青い下地を傷つけないように気を付けながら、劣化しているコーキングを剥がします。
古いコーキングが残っていると、新しいコーキングがうまく密着しないため、丁寧に撤去していきます。
プライマーの塗布
目地溝の内側に、専用のプライマーを塗布します。
プライマーに塗りムラがあると、コーキングが取れやすくなる原因になるので、丁寧に塗布していきます。
コーキングを注入
プライマーが完全に乾いてから、コーキングを注入していきます。
コーキングの処理
はみ出たコーキング剤は、目地の奥にしっかり埋まるようにヘラで押し込みます。
押し込んだら、溝の上に盛り上がった部分をヘラでそぎ取り平らにならすことで、綺麗に仕上げます。

コーキングの増打ち~ALC~

プライマーの塗布
ALCはシーリングの溝の部分が深く、増打ちで工事をすることが出来ます。コーキングを打つ前には、プライマーを塗布していきます。
コーキングを注入
プライマーが完全に乾いてから、コーキングを注入していきます。
コーキングの処理
増打ちの場合新たに入れたコーキングを取らないように注意しながらヘラでならして綺麗に仕上げます。

増打ちと打ち替え

サイディングでは打ち替え、ALCでは増打ちとありましたが、何故コーキング工事に違いがあるのでしょうか?

それは新築時の施工の方法と、サイディングボードとALCボードの厚みの違いにあります。

新築時のサイディング住宅は外壁に塗装を行ってるものは少なくコーキング剤がむき出しになっています。
またALCと違い目地の溝の深さが浅いため増し打ちを行ったとしても効果があまりありません。

反対に、ALC住宅の新築は表面を塗装してることが多く、コーキングも塗膜に覆われて保護されております。紫外線などによる劣化がコーキングにあ
まり見られない場合や目地の溝の深さが十分にある事が多いため増打ちを行います。

※ALCにもコーキングを打ち替える事がある。
コーキングの増打ち工事を行う事が多いALCですが、どうしても打ち替えを行う場合もあります。
ALCの2回目のコーキング工事の際は、溝がなくなっていることがほとんどなので撤去打ち替えが必須となります。
1回目のコーキング工事でも、ひび割れの隙間が大きかったり劣化が激しい場合は、打ち替えを実施する場合があります。

まとめ

ALCとサイディングのコーキングの違いと「増打ち」、「打ち替え」工事についてお話しましたがいかがでしたでしょうか?
コーキングは、お家への水の浸入を防ぐ、地震などによる揺れからお家への負担を緩和するなど非常に重要な枠割を持っています。

このコーキングが劣化すると、水が建物内部に浸入し雨漏りに繋がる危険性もあります。普段はなかなか気にかけることの少ないコーキングですが、家を良好な状態を保つためにも、その役割と重要性を少しでも分かっていただければ幸いです。

以上、ガイソー足立店の童がお送りしました。
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